球詠、大正野球娘。パワプロ再現選手製作所

野球漫画・アニメの女子選手再現

神堂マリ(マウンドファーザー)【パワプロ2022再現・パワナンバー】

神堂 マリ(マウンドファーザー/東都エンジェルス)

パワナンバー:13500 21460 61927

天性のスローボーラー

180cmの高身長から繰り出すノビのある速球と、十指に余る多彩な変化球を売りとする左腕。

女性としては素晴らしい最速130㌔台の直球もプロの世界ではスローボーラー扱いだが、必要不可欠とされる「キレ」「伸び」「制球」「サウスポー」の四要素を兼ね備え、筋力不足の弱みを克服。主に抑えの切り札として活躍している。

基本情報

■左投左打 投手

■投球フォーム:スリークォーター62

  • 身体の柔軟性を活かしたフォーム。常に胸の前にグラブを置くセットポジション。長身を折り畳む独特の投球動作と言われる。(2-1他)
  • オーバースローと迷うところだが、フォーク習得時に「左投手は右と比べてサイド気味」と辺里が解説しており、マリもこの例に漏れない。(6-2)

■打撃フォーム:スタンダード20

  • リリーフだが回またぎ時は打席に。ややバットは寝かせ気味。(3-4)

能力詳細 

○投手:136km/h コンA スタD カットボール1 スラーブ4 フォーク4 サークルチェンジ3 シンキングツーシーム3

■適正:中抑(先)、緊急登板○

  • 高校時代は先発だが、プロでは専らリリーフで、軌道に乗ってからは抑え。二年目の成績は四勝五敗十五セーブ、防御率2.36。回の途中からの登板も多い

■コントロールA、低め○

  • スカウトした辺里が太鼓判を押す制球力。入団テストで捕手も認める。その後もボール一個単位で出し入れする緻密な投球を随所で披露。(1-1/3-1他)
  • 特に低めの制球力が高い。際どく狙いすぎるがために、審判に取ってもらえないこともある。(1-2他)
  • 年末テレビ番組のストラックアウトで二年連続優勝。(4-2)
  • 特に外角低めはセンチ単位でコントロールする。(5-2)

■スタミナD、回復B回またぎ○

  • 高校時代は公式戦に出られなかったものの、練習試合では先発している。(1-1)
  • プロでは辺里が「プロに通用するのは全力投球時のみ、もって二回」と言い、リリーフ専属になるが、二軍戦ではブルペンで60球投げた後に登板するなどしている。ただし疲れで失点。(6-1)
  • シーズンでは三連投も複数回しており、体力がないわけではない。(1-5/3-2)
  • 八回九回の回またぎもしている。(3-4)
  • 全力投球できるイニング数を増やすため、休日練習では走り込みに余念がない。(3-5)

■球速136km/h(オリ変ストレート)、怪童球持ち○球速安定

  • 初登板では内角低めに133km/hを記録。伸びる球に打者が驚き、見逃す。(1-1)
  • 異常に曲がる手首を利用して球持ちを長くし、リリース時に強いバックスピンをかける。左打者の四番を遊飛に打ち取る。(1-1)
  • 高校時代、128km/hの直球が140km/h台後半のノビに見えたことがスカウトに繋がった。(1-1)
  • 132〜135km/hがコンスタントに出るバックスピン量が通常の投手の三割増しで、体感速度は150km/h並みとなるらしい。(1-1/2)
  • 元メジャーリーガーにも内角高め直球を決め球にし、飛球に打ち取る。(1-4)
  • 好調時の直球は、打者が本塁打の手応えを感じた打球が凡フライになる。
  • 二軍戦で最速136km/hを記録。(6-3)

カットボール1

  • 曲がりは大きくないが、意表を突いて右打者の内角に投じ、空振りを奪う。三年目シーズンで解禁した新球。(2-3)
  • 左打者の外角にも有効に使う。(3-1)
  • 全体的に使用頻度は低い。立ち消えになった後述のマッスラとも雰囲気が重複する球なので、変化量1にして両者の複合球といったイメージで。

■スラーブ4、キレ○リリース○奪三振クロスファイヤー

  • 練習でカーブを投げる宣言。キレもバッチリと辺里。(1-1)
  • 左打者の胸元死球コースから外角低めにワンバウンドする球がストライク判定。180度曲がる特殊な手首を最大限に活かした変化球。握りも見づらい。(1-1)
  • 高校時代、六回で二十一奪三振の珍記録を作る。捕手が捕れなかったため。(1-1)
  • 左投手はサイド気味のクロスファイアの攻めが主体、という辺里の論調。(6-3)
  • 小学生時代からスライダーを投げており、スライダーとカーブを融合させた球か。(6-8)
  • 一番の決め球かと思えば、その後はスクリューやシンカーチェンジが主体となっているため、少し変化量は下げる。

■フォーク4

  • 二軍降格時に習得。左投手では珍しい球種を新たな武器にして一軍に返り咲き、決め球として定着した。(6-2/6他)

サークルチェンジ3

  • 外角に強い右打者にはシンカーチェンジで空振りを取れる。球速は112km/h。サークルチェンジとシンカーの中間球ということだが、オリ変は直球を優先。(1-3)
  • 絶好調の選手に狙い打ちされるが、予想以上の曲がりで右飛に打ち取る。(2-1)
  • 空振三振を奪うなど、決め球としても使える。(3-7)
  • 辺里が「左投手にとってスライダーの他にこれがあれば鬼に金棒」と評している球なので絶対に外せない。(6-3)

■シンキングツーシーム3

  • 高校時代、辺里に教わったスクリューで早速九者連続三振を奪う。(1-1)
  • 左打者の四番打者から、直球と思わせるスピードから曲がるキレ抜群の高速スクリューで空振三振を奪う。決め球の一つとしている。(1-1)
  • 左打者の内角に食い込むスクリューカッターという名の球でバットをへし折る。スピード感がある。オリ変でないと表現できない球だが、オリ変は直球を優先し、この球はシンキングツーシームで代用。雰囲気は近いかと。(1-2)
  • キレは抜群だが、変化量がものすごいわけではない。(2-2)

×採用しなかった球種

ツーシームファスト

習得してうまく使っていたが、スピードがないので狙われると持っていかれる。その後、自分には向いていないと悟り、封印した。(2-7〜3-3)

■マッスラ

習得後に打ち取りまくっていたが、研究されてからは打ち込まれてしまった。(5-8他)

 

ピンチB打たれ強さE

  • 無死満塁のピンチに動じず、三番打者のバットを折って三重殺で切り抜ける。(1-2)
  • CS出場をかけた試合やCS本戦など、重要な一戦でも抑えで結果を残している。(1-4/6-6他)
  • 雨に苦しみ無死満塁のピンチを招くが、そこから三振を奪う。(3-7)
  • 同点の最終回に二塁打を浴びるが、次打者に集中して打ち取る。(5-3)
  • 基本的にハートが強いが、マッスラがバレて連打を浴びた際、なぜか他の球種に切り替える等の工夫をせず、そのまま打ち込まれ続けて涙ぐみ、五失点してしまうこともあった。ピンチには強いが、一定以上打たれ出すと止まらないタイプか。(5-8)

対左打者B

  • シーズン途中だが、対左打者被安打率が一割台と大の得意で「左キラー」とも言われる。ただし打たれているシーンもある。(2-3他)

勝ち運

  • マリ登板時の勝率八割、登板以降の逆転勝ちも多い。(1-2)

○野手:1GGECBD

■弾道1、ミートG、パワーG

  • 抑えなので打席描写は少ない。ビーンボールを避ける反応はできているのでセンスはありそうだが、結局安打を打っている描写は見当たらず。(3-4)

■走力E

  • 100m走12.5秒。男子選手には到底及ばない。136km/hの速球を投げられることを思えば、走力はイマイチか。(4-5)

■守備力B、捕球D、積極守備

  • 首脳陣「守備もセンスある」(1-1)
  • 無死一二塁の送りバント処理で三塁に投げ野選。(1-2)
  • フォロースルー後の背後を襲う投ゴロを背面キャッチし、三重殺を完成させる。(1-2)
  • 打球で怪我する危険性を考慮し、入団後半年間は守備を徹底して鍛えた。(1-2)
  • 投直に反応できず、下腹部に直撃するが、気合で送球しアウトにする。(4-5)

■人気者

  • グッズも売れまくり、球場にはマリファン専用席が設けられるほど。(1-2)

■ケガしにくさC

  • オープン戦で下腹部に痛烈な打球を浴びるが、一週間の離脱で済み、開幕戦に間に合わせた。(4-5/6)
  • 身体の柔軟性は異様なレベル。(1-3他)

その他画像

神堂でミドウと読みます。

単行本6巻で完結した野球漫画『マウンドファーザー』より、神堂マリ投手です。

この漫画は何と言っても作者様の良い意味での野球オタク感が出まくっています。結構細かいところを描写しているなと感じる作品は多数あるのですが、球の回転軸がどうとか、セイバーメトリクス、統一球など、プレイについてももちろんのこと、データ分析やプロ野球の背景的な部分にも切り込みながらキャラクターを動かしている点で、特異な野球漫画と言えます。

そんな漫画が生み出したこの女性プロ投手は、130㌔台の直球というところでギリギリリアル感を保ちながら、柔軟性を活かした多彩な変化球やテクニックを武器に活躍する「あり得ないとは言い切れない」ストーリー。夢を感じさせてくれる作品です。

素直に査定したつもりですが、ノビが良すぎて130㌔台が嘘のような速さになっているので、少し強すぎるかもですね。